転職の現場から

転職ビジネスの現場から見えてくるものを綴ります

面接で他社の選考状況を聞かれたら

 

面接対策のセミナーをやっているとよく聞かれる質問。

「面接で他社の選考状況を聞かれたらどう答えればいいでしょう?」

この場合、正直に答えることをお勧めする。

 

なぜか?

嘘はボロがでるから。

 

どんなボロか。

 

例えば

1次面接と2次面接でつじつまの合わない回答をしたり、

 

例えば、

エージェントと口裏あわせる事を失念し、

エージェントから真実が企業に伝わったり。

 

意外と嘘はつき通すのが難しい。

だったら正直に答えた方がよい。

 

他に2社の選考を受けてます、と。

 

でも言葉は選ぶ。

言い方次第で与える印象は異なる。

 

2社選考を受けていますが、御社の選考に対しては前向きに考えております。

など。

 

ここで言ってはいけないのは

志望度1位とか志望度が高いなどの言葉。

 

真実であればよいが、そうでない場合は嘘になる。

 

だから都合のよい“前向き”などの言葉を使う。

 

“前向き”は何社あっても良い。心持だから。

“1位”や“高い”は他社に対して順位を確定してしまう。

 

嘘をつかず、言葉の工夫で乗り切りたい。

都内の求人倍率がバブル期を越えた

 

転職マーケットを考えるニュース。
先日かいた「脱ニートの時代」を裏付ける記事。

 

・都内の求人倍率が1.75倍

 

この数字はバブル期より高いらしい。

 

こうなると企業は人手不足で困り果てる。

結局採用のハードルを下げるしかなくなる。

 

転職はタイミングも重要。

 

タイミングはふたつ。

自分のタイミングとマーケットのタイミング。

 

現在マーケットは良好のようです。

転職動機を解決することが一番大切

 

転職活動を続けていくと、

転職活動自体が目的のようになり、

本質を見失う事がある。

 

あっちもいい、こっちもいいと、

目移りしたり、

給与ばかり気にしたり・・・

 

ふらふら、ふらふら・・・

 

しょうがない。

だって人生でそんなに経験することでもないのだから。

 

そんな時は落ち着いて書き出してみる。

 

転職は、転職の動機を解決することが一番大切。

 

転職動機はなんだったのか? 

そこに転職活動を通じて

気付いたことを追加していく。

 

もちろん、無理に初志貫徹する必要もない。

だって転職は受け入れてもらえなければ始まらない。

 

要するに、
立ち止まって考える時間を大切にしてください。

脱ニートの時代

 

人手不足が叫ばれる。

 

実際多くの会社、多くの業界が採用を強化している。

 

特に注目が、飲食業界や店舗販売系の業界。

 

これまでアルバイトに依存していたが、

そんなアルバイトもなかなか採用できない。

 

正社員、バイト関係なく採用を強化している。

 

人が欲しくてたまらないとどうなるか?

採用のハードルが下がるのである。

 

これまででは考えられなかったが、

バイトだけの経験や離職期間が長かったりと、

正社員採用に不利だった条件も、

随分緩和されている。

 

つまり、

正社員になるチャンスが

満ち溢れているんです。

 

時代は代われど、まだまだ正社員のメリットは大きい。 

ニートフリーターには良い転職マーケットになってきた。

転職は妥協

転職なんて100%思いどうりに行く人なんでほとんどいない。

 

優先順位をつけ、妥協すべきとこは妥協する。

 

それは会社によっても違う。

この会社では仕事がきつそうなので年収重視。
この会社は福利厚生がいいのでそちらを重視。

といった感じ。

 

転職はうまく妥協する人が成功する気がします。

結局は気持ちの折り合いですから。

隣の芝生は青くない

同窓会。結婚式。

昔の仲間と顔をあわせる。

 

自然と仕事の話にもなる。

昔の仲間は輝いている。

 

自分はどうだ・・・ 

といった流れで転職を考える人は多い。

 

そうそう隣の芝生は青い。


でも実際そうだろうか?

 

そもそもそんな場で惨めな話をする人は少ない。

むしろ自分をよく見せたい気持ちが働く。

 

人間には見栄がある。

昔の友人であるほど見栄は張りたい。

 

そんな話を真に受けてはだめ。

そう簡単に青い芝生は転がっていない。

 

苦労してない人なんて、

いないってわかってるでしょ。

目先のお金に惑わされる

仕事を辞める決断は、
金銭的な問題よりも、
人間関係や社風、仕事内容で決断する人が多い。

 

しかし、いざ転職先を決断する際、
このいざとは、内定が幾つか並んだ時だが、
意外と目先のお金に惑わされる。

 

お金は怖い。

離職を決断した本質を歪めてしまうんだから。

 

お金じゃない理由で転職を決めたんなら、
お金で転職先を決めるのはちょっと矛盾。

 

でも、そうは言ってもね、と聞こえてくるのも

わからないでもない。